その他のお知らせ等
(一社)日本科学飼料協会または飼料関係業界からのお知らせ等があればこちらでお知らせする事があります。

月例研究会開催のお知らせ
第494回月例研究会を開催いたします。
演題:卵黄成分の”なりたち”を解き明かし、機能改変を目指す:抗体・アミノ酸・脂溶性因子の視点から
講演の概要:鳥類の卵は、次世代の生命を支えるために必要な栄養素や免疫因子を高度に集約した、生物学的にも極めて精緻なシステムです。我々は長年にわたり、「卵が母ドリの体内でどのような分子機構によって形作られるのか」という根源的な問いに取り組んできました。 卵の中でも卵黄は、脂質やタンパク質をはじめとする多様な栄養成分を豊富に含む主要な構成要素であり、近年では栄養価や機能性を高めた"付加価値卵"の開発においても、最も重要な改変対象となっています。実際に、ビタミン強化卵や機能性脂肪酸を含む卵など、様々な商品が市場に登場しています。しかしながら、これらの卵黄成分が母体からどのような分子機序によって選択的に集積されているのかについては、いまだ十分に理解されているとは言えません。 卵黄に蓄積する脂質やタンパク質の多くは、母ドリの血液中を循環する物質に由来しています。ニワトリの卵巣は、これらの血中成分を選択的に取り込み、発育中の卵胞内へ効率よく輸送する高度なシステムを備えています。我々は、この選択的輸送機構に着目し、とくに抗体、アミノ酸、脂溶性成分という三つの分子群を対象に、その輸送メカニズムの解明を進めてきました。 本講演では、まず鳥類の卵が母ドリの体内で形成される基本的な仕組みを概観したうえで、これまで我々が明らかにしてきた卵黄への抗体・アミノ酸・脂溶性因子の輸送機構について、最新の実験データを交えながら紹介します。さらに、これらの知見が卵黄成分の機能改変や高付加価値卵の開発にどのようにつながるのかについても議論したいと考えています。
講師:村井篤嗣 氏(名古屋大学大学院生命農学研究科動物栄養科学研究室 教授)
開催日:令和8年5月28日(木)14:00〜16:00
開催方法:WEB開催(zoomのウエビナ―開催)
参加対象者:制限なし
参加費:2,000円(税含)*学生は無料
申込期日は、5月20日(水)正午までとし、お支払いは,5月25日までにお願いします。
*なお、期日までにご入金が間にあわない場合は、事務局までご一報ください。
◆◇◆近年開催した月例研究会(pdfにて資料提供)◆◇◆
*資料の無断転載は、ご遠慮願います。転載される場合は、協会の許可を得てください。
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(北海道大学大学院農学研究院 教授 小池 聡 先生