その他のお知らせ等
(一社)日本科学飼料協会または飼料関係業界からのお知らせ等があればこちらでお知らせする事があります。
月例研究会開催のお知らせ
第488回月例研究会を開催いたします。
演題:「牛ルーメンからのメタン削減に関する取組」
講師:小池 聡 氏 ( 北海道大学大学院農学研究院 教授)
講演概要:近年、牛のげっぷに含まれるメタンが地球温暖化に寄与するとしてその削減が求められている。乳牛では1日1頭あたり500リットルのメタンがげっぷとしてルーメンから排出される。これは乗用車の約2台分が排出する温室効果ガスに相当し、世界全体では牛を含む反芻家畜が人為的な温室効果ガス排出源の4%を占める。メタンは二酸化炭素の28倍の温室効果を持つ一方、半減期は約10年と短いため、メタン削減により温室効果の急速な緩和が期待されている。牛ルーメンからのメタン削減は、飼料等でルーメン菌叢をコントロールしてメタンが少ない発酵に仕向けることに主眼が置かれる。しかし、ルーメン発酵調節だけではメタン削減量には限界がある。今回はメタン削減のためのアプローチを概観するとともに、大幅メタン削減を達成するための取組について紹介する。
開催日:令和7年5月30日(金)14:00〜16:00
開催方法:WEB開催(zoomのウエビナ―開催)
参加対象者:制限なし
参加費:2,000円(税含)*学生は無料
申込期日は、5月23日(金)正午までとし、お支払いは、5月27日(火)までにお願いします。
*なお、期日までにご入金が間にあわない場合は、事務局までご一報ください。
◆◇◆近年開催した月例研究会(pdfにて資料提供)◆◇◆
*資料の無断転載は、ご遠慮願います。転載される場合は、協会の許可を得てください。
- ●第487回 スマート技術を適用したTMRセンターにおける飼料生産・調製
(国立大学法人東京農工大学大学院 教授 青木康浩 先生 - ●第486回 20年後の肉牛肥育はどうなっている?
(日本獣医生命科学大学応用生命科学部動物科学科 教授 柴田昌宏 先生 - ●第485回 「ニワトリの腸内細菌とそのコントロール」
(東北大学大学院農学研究科 動物生命科学講座動物栄養生化学分野 准教授 喜久里 基 先生 - ●第484回 低利用資源の飼料活用
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(広島大学大学院統合生命科学研究科家畜飼養管理学教授)杉野利久先生