その他のお知らせ等
(一社)日本科学飼料協会または飼料関係業界からのお知らせ等があればこちらでお知らせする事があります。

月例研究会開催のお知らせ
第496回月例研究会を開催いたします。
演題:生育ステージの異なる豚の腸内細菌叢の給与飼料から豚肉生産を考える
講師:志村洋一郎 氏(秋田県立大学生物資源科学部応用生物科学科微生物機能 准教授)
開催日:令和8年9月17日(木)14:00〜16:00
講演の概要: 現代の家畜生産において抗菌剤の使用は避けることができない。家畜に対する治療及び飼料添加用を合わせた抗菌剤使用量はヒト用のそれの約1.9倍(2022年実績)であり、家畜の中でも豚に対するものが最も多い。しかし、抗菌剤の多用は薬剤耐性菌の自然発生を助長する公衆衛生上の高い懸念があり、その使用量を減らしていくことが求められている。 離乳期仔豚は離乳や群再編など多様なストレスからストレス性下痢症となることが多く、これが長引いたり、感染性下痢症へ移行したりすると農家の負債となるため、予防的に抗菌剤添加飼料が給餌されることも多い。ヒトにおいて腸管の発達や免疫に対する細菌叢の重要性が言われて久しいが、我々は豚においても腸内細菌が重要であると考えおり、離乳期にできるだけ腸管の粘液分泌を強化する事や、腸内細菌叢を速やかに成獣型へ移行させることが、抗菌剤をなるべく使わない飼育管理方法の一つになると考えている。そこで、基礎的な知見を得る目的で、下痢症を経験している農場(下痢農場)と下痢症を発症していないSPF農場(対照農場)の異なる生育ステージにある豚の糞便を採取し、腸管ムチン量、乳酸や短鎖脂肪酸量、そして腸内細菌叢などを比較し、その特徴を探ったので紹介させていただく。共同研究者の静岡県立環境農林専門職大学・貞弘恵准教授にこの場を借りて感謝申し上げる。
開催方法:WEB開催(zoomのウエビナ―開催)
参加対象者:制限なし
参加費:2,000円(税含)*学生は無料
申込期日は、9月10日(木)正午までとし、お支払いは,9月14日までにお願いします。
*なお、期日までにご入金が間にあわない場合は、事務局までご一報ください。
◆◇◆近年開催した月例研究会(pdfにて資料提供)◆◇◆
*資料の無断転載は、ご遠慮願います。転載される場合は、協会の許可を得てください。
- ●第495回 給与飼料から豚肉生産を考える

(酪農学園大学農食環境学群循環農学類中小家畜飼養学教室 教授 :山田未知 先生 - ●第494回 卵黄成分の”なりたち”を解き明かし、機能改変を目指す:抗体・アミノ酸・脂溶性因子の視点から
(名古屋大学大学院生命農学研究科動物栄養科学研究室 教授 村井篤嗣 先生 - ●第493回 秋田県立大学の畜産教育とブランド牛「がたべこ」
(秋田県立大学 アグリイノベーション教育研究センター短期大学部 准教授 渡邊 潤 先生 - ●第492回 「繁殖和牛の栄養管理と生産性の関係」
(静岡県立農林環境専門職大学短期大学 教授 渡邉 貴之 先生) - ●第491回 「温室効果ガス削減とルーメン液を活用した高効率メタン発酵システム」
(新潟食料農業大学 学長 中井 裕 先生) - ●第490回 「地域資源を活用した環境調和型家畜生産」
(石川県立大学 教授 平山琢二 先生 - ●第489回 「子実トウモロコシの生産技術の現状と課題」
(農研機構 畜産研究部門飼料生産利用グループ長 阿部佳之 先生