1、はじめに

“エコフィード”(ecofeed)とは、 “環境にやさしい”(ecological)や“節約する”(economical)等を意味する“エコ”(eco)と “飼料”を意味する“フィード”(feed)を併せた造語です。

  • ●食品製造副産物:醤油粕や焼酎粕等、食品の製造過程で得られる副産物
  • ●余剰食品:売れ残りのパンやお弁当等、食品としての利用がされなかったもの
  • ●調理残さ:野菜のカットくずや非可食部等、調理の際に発生するもの

等を利用して製造された家畜用飼料を指します。

2、エコフィード認証制度の目的

 食品循環資源の飼料利用を促進させるためには、食品産業、飼料化業及び畜産業等の各段階が密接に連携し、 一定の品質のものを安定的に生産・供給する体制を構築するとともに、食品循環資源を利用した資源循環型畜産の取組について 消費者を始めとする関係者の理解を得ることが重要です。
 エコフィード認証制度は、飼料中の食品循環資源の利用率及び飼料中の栄養成分の把握、飼料化を行う関連業者の連携及び 飼料化工程管理等について、一定の基準を満たした飼料を「エコフィード」として認証することとしており、 これにより、食品循環資源の飼料化が促進され、安心かつ安定的な利用が図られることを期待しています。

3、エコフィードの名称・マークを使用・表示するには?

 エコフィードの名称の商標権およびエコフィード認証マークは、(公社)中央畜産会が保有しております。 このため、エコフィード認証を受けた食品循環資源利用飼料以外の製品に、「エコフィードの名称」及び 「認証マークを使用・表示」をすることはできません。認証を受ける手順については、 エコフィード認証制度実施要綱(令和3年4月1日改正) [pdf]をご覧下さい。

  • 【主な認証の基準】
  •  ●食品循環資源の利用率が20%以上であること
  •  ●原材料の保管、製造工程や品質の管理等を内容とする飼料業務管理規則等が定められていること
  •  ●製品の栄養成分が把握されていること 等

4、申請手続き・様式等

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5、お問合せ

 エコフィード認証制度に関する詳細は下記までお問い合わせ下さい。 なお、エコフィード認証を希望される場合には、必ず、エコフィード認証制度実施の手引き[pdf]を一読頂いた上で、 ご連絡下さいますようお願いします。


  •  一般社団法人 日本科学飼料協会
  •  TEL: 03-3297-5631  FAX: 03-3297-5633  e-mail: ecofeed@kashikyo.or.jp

6、認証エコフィード(20事業者29銘柄(R6.3.31現在)認証エコフィード一覧

2022/2/10
株式会社松屋フーズ:MFエコフィード(静岡県)
2021/12/20
有限会社アリタサービス:yame FEED(福岡県)
2021/7/16
三重県立明野高等学校:あかりのほろよいMix(三重県)
2020/3/3
熊本県立熊本農業高等学校:エクセレント(熊本県)
2018/3/19
(有)蔵尾ファーム:菓子粉、食パン粉(大阪府)
2018/2/1
(株)日本フードエコロジーセンター:FE飼料B(神奈川県)
2018/1/31
大阪府立農芸高等学校:農芸エコフィード(大阪府)
2017/12/15
アニマルフィード(株):乾燥おからA(千葉県)
2017/11/20
(株)環境システムズ:KSIエコ1号、KSIエコ2号、KDIエコ3号、KSIエコ4号(群馬県)
2017/9/26
JA西日本くみあい飼料(株):エコ16、エコ17、エコ18(岡山県)
2016/2/26
フィード・ワン(株):エコ40(神奈川県)
2016/2/8
全大阪魚蛋白事業協同組合:ビール粕ミックス(大阪府)
2016/2/8
(株)エコマネジメント:繁殖和牛用発酵混合飼料(和歌山県)
2015/12/8
(株)木村牧場:エコフィードつがる(青森県)
2015/12/8
(有)おがた:すくすくパン粉豚(熊本県)

認証エコフィード一覧[pdf]