1、はじめに

 食品の製造・加工又は調理の過程で使用された後に排出される動植物性油脂(UCオイル)の多くが 飼料用油脂として配合飼料の原料に再利用されています。事業者の自主的な取組み等により、 国内ではUCオイルを再生した飼料用油脂に起因する事故は発生していません。しかし、UCオイルは、 流通ルートが多岐にわたることから、有害物質混入などの事故が発生した場合、その影響は広範囲に及びます。 このため、日頃よりUCオイルの安全を確保するとともに、事故発生時は迅速にトレースバックできる体制を整えることが重要になります。
 このような現状を踏まえ、一般社団法人 日本科学飼料協会は、UCオイルの安全を効果的に確保することを目的とし、 平成24年度から農林水産省の循環資源等利用飼料安全確保対策事業を活用し、 関係事業者(油脂回収業者、再生業者、レンダリング業者及び配合飼料製造業者)、 学識経験者及び農林水産消費安全技術センターから構成される事業推進委員会の意見を聴きながら、 UCオイルの取扱いに関する認証基準及び認証のための実施要綱を策定し、平成27年5月より 「飼料用油脂再生業者認証制度」の申請の受付を開始しました。

2、飼料用油脂再生業者認証制度実施要綱

3、申請手続き・様式等